🏡まったのブログ

なめらかな社会とその敵が大学法学部の小論文問題になった件

Twitterでこれが流れてきた
https://twitter.com/kensuzuki/status/1626570899431510016?s=46&t=Gb5uUaGJSWtBySD-5cZl_A

もともとこの本はメルカリとかでなめらかとか言われるようになったきっかけの本だって誰かに教えてもらって積読していたので興味あり、この小論文問題になった抜粋を読んだら、これブロックチェーンやweb3の話やんってなって、酔ってたのもあり勢いで自分なりの要約を元ツイに返信連打してしまった。

酔いも冷めたのと、実際にこの本を引っ張り出して目次の気になるところを読んだ後で何となく気がかわり、ツイート全部削除してこっちのブログに移してきた次第。

自分なりの要約


ただし400字は初見で無理だったのと、この問題で問われている「現代政治上の問題を新しい情報技術によってどのように解決できるか、その限界も含めて述べよ」ってのまでやってない。というかこの抜粋にその具体策とか書いてないので、本書自体をもともと読んでる人じゃないと答えられんだろこれ(笑)

・まず【膜】はプラットフォーマーの囲い込む柵や会社という境界を指す
・【核】は中央権力のこと。経済でいう経営者、政治でいう政党や権力者
・社会は複雑だけどネットの登場で、複雑なまま僕らの脳で取らえられるようになってきた

・この文章では経済(資本主義や会社)と政治において、膜と核という表現を使って、どちらも共通の構造的な問題が起こっていると言っている
・お金は天下の回りものなのに資本主義ではそれを蓄積することが目的化していること(経済のよどみ)
・権力は民意の委任の総和で、委任に基づき国を豊かにする行動をとるべきなのに、いつしか権力自体を保持する(当選する、与党になる)ことが目的化してしまっている(政治のよどみ)

・これら経済と政治のよどみは、膜と核、すなわち権力の集中と、内部外部という線引き(膜)が明確にあることによる、競争や恐怖から、権力を守るインセンティブが働いて出来てしまうものである

・なめらかな社会とはこの膜を剥がし、核(中央権力)を分散させ、本来お金や民意の委任がきれいに流れ、権力者が本来の「国民や社会のための行動」を取れるようにする新しいインセンティブ構造がある社会であり、本書はその方法論を示していく

こんな感じ。ただ結構僕なりの思想やブロックチェーン、web3に期待することなどが反映されているなとも思い、客観的な著者の主張の要約としては取れて6/10点くらい?それとの2点か。